ふむふむ。
2年連続で天皇杯決勝に進出した琉球ゴールデンキングスの相手はこちらも2年連続千葉ジェッツ。お互い終盤戦に差し掛かりチームの状態も上がってきた中で迎える大一番。
3月16日㈯には最高の試合が見られそうですねー。
そこで!
試合をより楽しんで頂けるように両チームの状況やお互いのかみ合わせ等を共有していきますねニッコリ最後まで読んでいただければ嬉しいですニッコリ
■終盤戦好調のキングス
7連勝中のキングスは直近3試合の得点が「103.6」というキングスあるまじき攻撃力を見せている。オフェンスの調子がめちゃくちゃ良い。なんでかなーと思い原点に立ち返って考えてみた。
前節の京都ハンナリーズ戦で確信したけどキングスはトランジションをめちゃくちゃ意識しだしてる。
トランジションっていうのはいわゆる攻守の切り替えのこと。キングスはディフェンスの切り替えは早いけどオフェンスへの切り替えは遅いのです。今季は速攻の得点が23位(全24チーム)、速攻坊やのコー・フリッピンが居た昨季でさえ21位だったので速攻得点の少なさはチームとしてのスタイルでもあり課題だった。
今夏ヴィック・ローの入団会見で桶谷HCが「ヴィックにはトランジションの部分を期待している」って言っていたけどシーズンが始まるとチーム事情もありインサイド寄りの4番ポジションで使われることが多く持ち前のスピードを活かすことが出来ていなかった。
現在はアレックス・カークが日本人帰化選手となりローが外に押し出される様になってそれぞれの選手が適材適所に配置されてチームのバランスが取れきた。バランスが良くなってきた所でリーグ中断期間にチームの課題であるトランジションに着手し始めた印象。
見直してもらうとわかると思うけどバイウィーク明けからは失点してすぐにボールを出して、秒で相手コートまでボールを運んでいる。8秒バイオレーションの心配もグッと減ったし早くボールを運んでいることで1ターンの攻撃回数が増えている。
オフェンスにリズムが生まれてアシストも増えている。抜群のハーフコートオフェンスの強さに加えて、トランジションの速さも加わったキングス。
EASLを制して勢いに乗る千葉ジェッツを退けて沖縄県勢初の天皇杯を制することができるか!
今から3月16日㈯が楽しみですね。
■EASL王者に輝いた千葉ジェッツ
EASL初優勝を果たした千葉ジェッツが勢いをもって天皇杯決勝にやってくる!いやーCHBA JETS強かったですねー。
EASL仕様のCHBA JETSユニもカッコよかった。キングスが勝ち切れなかった国際大会で優勝ってまじリスペクト。
セブ島で激闘を繰り広げた後の中5日で天皇杯決勝。キングスは試合まで約10日間あって千葉Jの対策来るからキングス有利に感じるけどチームの勢いっていうのはバスケではめちゃくちゃ大事な要素。
そして何より原修太が戦線に復帰したのがデカい。マジでデカい。
チームディフェンスのいい千葉ジェッツだけど原がいるいないでディフェンスのカチカチ具合が変わってくる。ヴィック・ローにマッチアップ出来るのは千葉ジェッツでは原だけだからな。キングスにとって原修太の復帰は
【悲報】原修太が復帰
って感じである。
(ホントは原vs松脇のマッチアップが見たいんだよね)
■紅のスナイパーの帰還
ダンクコンテスト王者のDJステフェンズがインジュアリーリストに登録されたことで昨季まで千葉ジェッツでプレーしていた「紅のスナイパー」ことクリストファー・スミスが豪州リーグ戦終了後に千葉ジェッツに合流。
これは千葉ジェッツにとって大きな一番スムーズな補強だね。2年間千葉ジェッツに在籍していた選手なのでチームメイトの特長も知っているはずだしジョン・パトリックHCとも昨季は一緒にやっているので交渉リストに載っている他のどの選手よりもチームにフィットするはず。実際リーグ戦2試合出て23得点、33得点とチームハイのスコアをマークしている。
EASLのファイナル4、決勝はエントリーしていなかったのでCスミスだけは体力的にもフレッシュのはず。キングスは昨季に続いてCスミスに対して注意を払わなければならない。
■今季初対戦が天皇杯決勝
これも2年連続ですねー。シーズン初対戦が天皇杯決勝っていう流れ。これが妄想を駆り立てるわけです。昨季は天皇杯決勝からCSファイナルまで5試合やっているとは言え今季は別チームなわけです。
クックスの速さと高さをどうやって対処するか
恋する放物線(金近)をストップ出来るか
千葉のツーガード、スリーガードへのアンサーは?
アイラには日本人選手がついてOKか
富樫には誰がつくか・・・
めちゃくちゃ楽しみ。
個人的には富樫のマッチアップが気になる。
昨季の天皇杯決勝では牧が富樫を苦しませてシンデレラボーイになったし、CSファイナルでは小野寺が富樫をマーク。今季はPGにマッチアップできるヴィック・ローもいるし、スピードタイプの荒川もいる。
ぶっちゃけ誰が出ても富樫に楽はさせないと思う。ファウルコントロールをしながら全員で削っていくってのも出来るので試合開始直後のマッチアップはいまから楽しみにしている。
千葉ジェッツのスタメンは多分富樫、原、アイラ、クックス、ムーニーだと思うのでそれに合わせて誰をマッチアップさせるかってをキングスブースターと一晩中語り合いたい。
■キングスのキーマンは松脇
先日千葉ジェッツに合流したクリストファー・スミスは千葉にとって素晴らしい戦力になるが、
対キングスに関してはその限りではない!ドン
皆さんはCSファイナルで松脇を筆頭に牧、田代がスミスを追いかけまくってそもそもボールを持たせなかったのを覚えていますか?GAME1はスミスの3ポイントシュートはわずか1本だったはず。
ファイナルの後に書いた解説記事に詳しい事は書いていますので興味のあるかたは見てください。
「トップロック」って守り方でC・スミスを完封。
キングスはディフェンス意識の高い選手が揃っているから追いかけっこも上手いし、マークを交換するスイッチディフェンスも上手い。
今季の天皇杯決勝も松脇と牧と田代が血眼になってスミスと追いかけっこして完封してくれるはず。
■下馬評ではキングス優勢
下馬評ではキングスが有利です。※n=1
勝手に語るけど・・・
今のキングスってどうやって止めるの?
ディフェンスカチカチだし、めちゃくちゃ走るし、インサイド陣のパス精度も上がっているし、クーリーすらもパスで散らせるようになっているし・・・・
小野寺もヒューも復帰したし、荒川も攻守ともに好調だし、田代のコンディションも上がっているし牧は3ポイントの調子いいし・・・。
松脇の3ポイントも強烈だし、岸本と今村は当たり前のようにインサイド深くまで進入してくるし。
クーリー下がったらカークが出てくるし、ダーラムのバンプ後のパスは様式美だし、ローが本領発揮してきたし。
マジでどうやって止めるの?
少なくともたつまるは分からない。もしかしたら千葉ジェッツのジョン・パトリックHCがアンサーを持っているかもしれないけど。
千葉が勝ち筋を手繰り寄せてたとしてもキングスはシーズン中盤まで苦しんだ分、対応力が爆上がりしているからコーチ陣と選手が修正してくるよ。
これらのことから「キングスの方が優勢」※n=1という結果になりました。
配信・放送をチェック!
沖縄県勢初の天皇杯制覇の瞬間を見逃すな!
キングスの優勝のために今週はみんな徳を積もう!汚い言葉は使わず掃除をすれば多分大丈夫!私はこれからお風呂とトイレの掃除をしますね(笑)
2024年3月16日㈯15:00~
配信・バスケットLIVE
放送・NHK Eテレ
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