琉球ゴールデンキングスのホーム開幕戦はほろ苦いものとなった(´;ω;`)
ヴィック・ロー、渡邉飛勇がインジュアリーリスト(IL)登録。
大黒柱のジャック・クーリーがIL登録を抹消されてベンチ入りしたがコンディションの問題で不出場・・・
厳しい台所事情で中地区首位の強豪川崎ブレイブサンダースと対戦する!
■ボックススコア
琉球 66-87 川崎
LOSE
■試合概要ファストレビュー
スターティング5
#7 アレン・ダーラム
#14 岸本隆一
#30 今村佳太
#34 小野寺祥太
#53 アレックス・カーク
川崎の3ビッグに対応してくるかと思ったけど先週のGAME2と同じスタメンで臨んだキングス。序盤は3ポイント攻勢で得点を伸ばすもウィンブッシュ(川崎)1Q16得点と大暴れされて試合のペースを握られてしまう。
2Qセカンドユニットで離される(うーん)。ロスコアレンがラストタッチだったが何故か川崎ボールの判定。(マジなんなの、しかも最初キックボール判定してんかった?)ヘッドコーチチャレンジ成功するが不用意な牧のTOV。1回しか使えないHCC後のTOVは痛い。松脇の3ポイントでつなぐもニック・ファジーカス(川崎)のペイントエリアのショットで返される。川崎はポイントで3ビッグを使いインサイドを攻め、ディフェンスは角度を変えてアグレッシブにあたる。川崎のディフェンスにハマりキングスは5分以上得点が無く前半を琉球31‐50川崎で折り返す。
後半開始して早々、岸本が3つ目のファウルを犯し不満をあらわにしてテクニカルファウルで岸本ファウル4つめで絶体絶命のピンチ。そんな状況から松脇がウィンブッシュを初めて止めてその攻撃で4本目の3ポイントで勢いづくが簡単なTOVでリズムを失う。それでも後半初投入のタマヨ3連続スティールがさく裂して23点差から12点差まで詰める。このまま4Qも勢いをもっていきたい所だったが川崎のダブルハイピックに最後まで対応できず琉球66-87川崎で完敗となった。
■優勝候補の川崎に敗れる
キングスはヴィック・ローを欠き、インジュアリーリストを抹消されたクーリーがベンチ登録されたものの不出場。その中で川崎の3ビックはかなりキツかった。
アジア枠のカール・タマヨがいるとはいえ時間帯によっては外国籍ダーラムのみON1を強いられる時間もあり、川崎の3ビックに対応するのはかなり苦労した。
実際ウィンブッシュに32得点3ポイント4/4と大活躍されたので苦労した、というより止められなかったって言うのが正しいかもしれない。
ヴィック・ローがいれば止められただろうしインサイドの高さの対応も出来た・・・・と思ってしまうこの状況は良くない。
もう一度、昨季のチャレンジャーマインドに立ち返って全員でファイトして乗り切ってほしい。
■岸本ぉ!!テクニカルはダメぞ!
岸本が3Qの早い段階で3つ目のファウル、その直後判定に不満を表してテクニカルファウルで4つ。ファウルトラブルで後半は7分のみの出場。
逆転を目指すには岸本の3ポイントやゲームメイクが絶対に必要だっただけに痛いテクニカルファウルだった。
まっ久しぶりに岸本のオラつきが見られて安心したのもあるけど試合の勝利から逆算するとやっぱり痛いテクニカルファウルだった。久しぶりでもないか・・?佐賀戦や横浜BC戦でもオラついてたし。
個人的に荒ぶる岸本は好きだけどファウルトラブルは注意ぞ~
週末は頼むぜー!
■川崎は気持ちいい試合運びをした
ハイピックのスタッガード(2枚の時間差)スクリーンがバキバキに効いた。
ニック・ファジーカスとヒースの2人が藤井の為にスクリーンかけてたあれね。
これにキングスが上手く対応できなかったことと、やはりウィンブッシュが止まらなかったことで川崎は終始自分たちののペースで試合を進めることが出来ていた。
中間距離からエルボー付近のニック・ファジーカスは60%以上のシュート成功率。ディフェンスでは日本人選手にはスイッチをとても上手く使い、全員でリバウンドに参加しペイントにアタックされても昨季のブロック王のヒースが4ブロックと大活躍。
川崎はウィンブッシュが調子が良かっただけでなく川崎らしいバスケットにウィンブッシュの推進力が加わり隙のないチームになっている。
2月のアウェイ戦は絶対に勝ちたい。
■ダーラムとカークが奮闘
ダーラム 33分
7得点10リバウンド5アシスト
カーク 27分
11得点11リバウンド
欠場者が多い中、川崎の3ビッグに対抗するためにADとAKが奮闘してくれたが、さすがにサイズと枚数にディスアドバンテージがあるのでキッツイ。ダーラムのインサイドの得点は2得点のみ。
その実ダーラムは毎度川崎のディフェンスにはかなり苦しめられている。
サイズに差があるのよ。ダーラムは198cmで対する川崎のビッグマン達は
ファジーカス 208cm
ヒース 208cm
ロスコ・アレン 208cm
ウィンブッシュ 201cm
と全員ダーラムより身長が高く208cmの3人とは10cmの身長差があることになる。
フィジカルでは圧倒的にダーラムだけど、これだけデッカイ選手でインサイドを固められるとさすがにきつい。
カークは211cm最長身だけど、絶対スイッチさせる川崎のしつこいオフェンスはカークをずっと外につり出しインサイドでの影響を消させた。
その中で二人とも2桁リバウンドとインサイドで身体を張ってくれた。本当に消耗したはず。外国籍の枚数が足りない中、頑張ってくれて本当に感謝しかねぇ。
■ハイピックのスタッガード・リピック
トップのダブルスクリーン(スタッガード)のケアが中途半端になってしまい、やられすぎ問題。4Qのオフィシャルタイムアウト後に対応しても・・・さすがに追いつけない。ピックに引っ掛からなくても何度も引っかけるようにトライ(リピック)する。
川崎は執拗にスイッチディフェンスを誘発するような攻撃を繰り返すのでそこの対応は早めにしなきゃダメ。強襲のスイッチを入れてみたり川崎を惑わせるようなディフェンスの切り替えが無かったのはちょっと心配。
前半の川崎タイムアウト後のゾーンを仕掛けて川崎のやりたいことを変更させたのは良かった!点とられたけど・・・。
逆に川崎はオフェンスもディフェンスもリズムを変えて慣れさせない様にやっていた。スタッガードも対応されるまで執拗にやっていたし、この日は川崎が調子も試合運びも上だった。
■今日のタマヨぉぉ
今日のタマヨは良かった!前半はロスコ・アレンにちぎられてダンクされたから「厳しいか⁉」と思ったけどその後は自由にやらせず、ハイライトは3Qの終盤。
タマヨの3連続スティールから一気に6点稼ぎ、11点差まで詰めた所がハイライト!
バスケットLIVEで見ていてもすごい歓声なのが分かるほど大盛り上がりしていた!これは現地はお祭り騒ぎのパターン!
試合終盤には強烈なタマヨダンクもさく裂!
個人の+/-はチームトップの-1。トップが-なのは悲しい限りだけどタマヨは着実にステップアップしている。
■まとめ
もっとこうドッカンバッキンな試合が好きなんや。
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