書ききれなかった部分があるので深堀記事書いていきます。
■インバートスクリーンについて書きたい
インバート(反対・逆)スクリーンはどういった意味でインバートなのか解説していきます。
ボールを持ってドリブルしてスクリーン(壁)を使う側をユーザーと言いますが、ユーザーとスクリーンが普段の役割と逆になる、ビッグマンに対してガードの選手がスクリーンをかける事をインバートスクリーンって言います。
今回岸本がラストシュートを決めたシーンでもそのインバートスクリーンが行われていました。
岸本が一度ダーラムにスクリーンかけて外にポップしてココナッツシュートを決めたあのプレーです。
このプレーメイクに関してたつまるのお師匠さんのBNTワイ氏さんも触れていますのでこちらも合わせてご覧頂ければと思います。
琉球ゴールデンキングスには岸本を筆頭に、今村、松脇と優れたシューターを多く有していためこのインバートスクリーンが強力になる。
なんでかってーと、バスケの特性上、スクリーンの後にポップ(リングに向かうのではなく外に流れる)するとめちゃくちゃフリーになりやすいからだ。
さらにBNTワイ氏さんも触れているとおりダーラムの突進力がマジで強力。ちょっとでもズレを作られたらゴリっとレイアップの餌食にされる。
ダーラムの突進力 × エリートシューター
この公式がマジ最強。分かっていても止められない超強力なセットプレーというわけです。
■ヘナレHCはこのプレーを分かっていた
実はこのプレーセットは3Qの終わりのプレーセットとして一度使用されていた。
スクリーナーは今村、ユーザーはダーラム
その時はシューター今村を活かすのもダーラムのゴリっとレイアップも出来ずに3rdオプションのカークへのパスで落ち着いたのだが・・・・
インバートポップはこの日初めてのセットだったにも関わらず止められてしまったのは
ヘナレHCがこのプレーを完全に分かっていたことに尽きる。
見返したときにビビったよ。
キングスの各選手の配置された場所を見て、プレーがスタートする前から今村とダーラムを指差して
「この2人のプレーだ!スイッチで対応しろ!」
みたいな指示をマークマンの白濱(今村)とケイ(ダーラム)に送っている。
最初見た時は対応がスムーズすぎて分からなかったが、4Qラストプレーのインバートセットを見た後に見直すとまじでビビッた。
どんだけキングスを倒すために映像見てんだよ・・・。
■4Qのインバートセット
それでも4Qは岸本のインバートセットが上回った。
ヘナレHCが岸本のインバートセットを気づかなかったわけではないが、3Qとは違って指示を出すのが遅かったように見える。
指示を出したころにはプレーが始まる寸前で島根選手もそれどころでは無かったためプレーが始まってしまった。更に3Qと違って念入りにクーリーもシューター(岸本)に対してスクリーンをかけてくれたため完全にオープンの状態を作った。
残り1分を切って岸本があの位置でボールを持った時点で3点。
ありがとうございます!
■ビュフォードの止め方をおさらい
広島式ビュフォードの止め方が一番です。
ファウルをせずに減速させて、ビッグマンがブロックに来る。これが一番。
GAME1は後半から今村がこの対応にシフトしてビュフォードにストレスを与えていたので、GAME2も頑張ってほしい。
一応、ジャンプショットや3ポイントに弱い守り方になるので、ビュフォードのプルアップ(ドリブルからのシュート)ジャンプショットの調子がいいとキングスとしてもダメージがある。
安藤誓哉を小野寺に見張らせて
ビュフォードを今村(松脇)とビッグマンで見る。
これが島根の止め方です。
■今村の距離感がグンバツ
いまむーのオフェンスでの貢献は言わずもがな、だけど島根戦G①はディフェンスが素晴らしかった。
特にビュフォードに対しての距離感が抜群すぎてちょっとちびった。
多分いま日本で一番ビュフォードを止められる日本人選手だと思う。
昨季からビュフォードのマークを任されていたけど、今季は「まず今村のとこで止める」って感じがある。それが出来なかったときに減速させようみたいな感じ。
で、実際に今季はそれが出来ている。
ビュフォードのアタックに対して距離を取り過ぎず、手を伸ばせば届きそうな距離で前後左右に付いていく様はエリートディフェンダー。
細かいクロスステップで対応しつつ、ペイントエリア付近に来るとサイドステップで力負けしない。
オフェンスの貢献に目を奪われがちだけど、ディフェンスも強い。
最近の今村はマジですごい。
GAME2も今村の攻守の動きに注目だ!
■まとめ
書きすぎて、G2のレビュー書けんのか?
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