G1は岸本の3ポイントで劇的勝利をおさめたキングス。茨城ロボッツのスピードと3ポイント攻勢に対してかなり苦しめられたので守り方を修正し勝ち切る事が出来るのか。
試合のレビュー書いたので是非とも最後までお付き合いください。
↓こっちはGAME1の記事
■ファストレビュー
キングスは茨城戦G2もクーリーを中心にした2ビッグスタート。キングスはペイントタッチから外、中と展開しいいボールが回るが茨城も平尾充庸(178cm/PG)を中心にいい攻撃を展開する。1Qの終わりごろ~2Qはセカンドユニットにカーク(帰化選手)を起用した3ビッグ、そしてカークをヒューに代えた3ビッグ(仮)を試し前半を琉球38-44茨城で折り返す。
後半に入りキングスも攻守の切り替えに注力しつつ前半同様に一度ペイントエリアに進入してからのバスケットを展開。ヴィック・ローもスペースを見つけ始めて得点を伸ばしてキングスにペースを持ってくる。4Q終盤に今村→クーリーの2連チャン、ダーラムのレイアップで勝負強さを見せ
琉球81-77茨城
キングスWIN!茨城ロボッツとの2夜連続の激戦を連勝し週末にホームで千葉ジェッツを迎える。
■ロー復調の兆し
ヴィック・ロー
20分出場
18得点
7リバウンド
3アシスト
EFF22(貢献度指数チームハイ)
G2はローが良い‼
中でも外でも良いフィーリングでプレー出来ていた。前日のG1と違ってカークを入れた3ビッグの時間帯が10~11分程度あったこともあるが久しぶりに2ビッグの時間帯も良かった。クーリーと一緒にコートにいる時間帯も外寄りでプレー、いわゆる4アウト1インのシステムでボールを前を向いてプレー出来ていた為、ローのスピードと理不尽ジャンプショットが効果を発揮。
まだ1試合だけだが、もしかしたら3ビッグ以外のローの起用法の解が見つかったのかもしれない。
ちなみに今まではダーラムの様にポストアップ(リングに背中を向けてプレー)させてシュートor3ポイントシューターにパスっていう使い方が多かったので4Qはそれが1回もなかった(たぶん)ことを考えるとシステムを変更したのかな?なんて思ったりラジバンダリ…
1週間で戦術を深めて千葉ジェッツ戦で50点取ってほしい!60点でもいい
■2ndオプション3ビッグが熱い
ローが怪我してからクーリーを中心にした2ビッグをメインにしていた桶谷HCはローが復帰しても2ビッグを中心にした戦術を執っている。
2ndユニットに「カーク、ロー、ダーラム」の3ビッグを採用。
なんだかこれがバキバキに効いてる。
カークもコンディション上がってリバウンドも取れているし、やっぱりローがインサイドを気にせず外でウロウロしてるのは強い。
そしてもう一個気になったのがカークをヒューに代えた3ビッグ(仮)。多分初めてかな?前にもやったことある?
ヒューの機動力を生かしたスペインピックもあったしやっぱり新システムはワクワクするね。相手チームからしたら
相手チーム「ようやくクーリーがベンチに下がった…ハァハァ」
AK、AD、ロー「「「Hi」」」
相手チーム「なんだと‼でけぇ‼で、でも千葉ジェッツみたいにカークのスピードを突けば…ハァハァ」
ヒュー「Aloha~🌞」
相手チーム「・・・・oh」
ってことだもんね。ここへきてヒューが絡んだ新システムとか伸びしろ過ぎるだろオイ。楽しみです。
■絶不調今村をどう見るか
ここ最近今村が苦しんでる・・・
特にオフェンスの部分での不調が顕著。ここ5試合の3ポイント%は28.1%、
そして2ポイント%は16.6%
これは結構キツイ。今村を普段の2ポイント%は50%前後ということを考えればどれだけレイアップが入っていないか分かると思う。これまでは3ポイントが不調なら、じゃあ2ポイントって感じでレイアップを選択して結果を残してきたので、どちらも不調の状況は正直かなり苦しいと思う。
ただインタビューでも語っていた様に今村は決してオフェンスだけの選手ではない。先日の長崎戦でも10リバウンド、今回の茨城戦G2は6アシストと得点以外の所で十分チームに貢献している。あと数字になりくいヘルプディフェンスの部分でもかなり貢献している。
それに今村はCS爆発ニキだから絶対に終盤にかけて精度を上げてくるはず。だから今不調でもそんなに気にしないでもいいんじゃないかな?どうせ活躍するよ。信じろ俺たちのエースを!
これまでの今村のレギュラーシーズンとCSの違いについてまとめた過去記事ありますので置いておきますね
■ジョニー・オブライアントは覚えました
ジョニー・オブライアント(206cm/PF)はまじでうめーな。さすが元NBAプレーヤーっていったらそれまでなんだけど。
サイズが同じくらいのクーリー(206cm/C)を外に釣り出して1on1で右へ左へ揺さぶりまくってたし、と思ったらステップバックシュートを高確率で沈めてくる。パワーもスキルも素晴らい。
クーリーとの1on1は必ずシュートを打つ為に必要なスペース(ギャップ)を作っていたのが印象的。専門的な言い方するとセパレートムーブって言うんだけど、クーリーとの距離をコントロールしてディフェンスの効力を切り離すようなムーブを入れて一瞬フリーを作って自分のタイミングでシュート打ってた。しかもほぼ選択ミスは無いように見えた。めちゃくちゃ上手いし判断もいい。
ジョニオが健康なら茨城は残留するでしょ。そのくらい特別な選手。
ジョニー・オブライアント、その名前はしっかり覚えました!
■意味のある”オーバーヘルプ”
茨城戦で選手、HCが課題として口にしていた「オーバーヘルプ」。
オーバーヘルプってのはディフェンス用語。ディフェンス時に味方選手がドリブルで抜かれたら、ドリブルの予想進路にヘルプディフェンスに行くんだけど、それが行き過ぎ(寄りすぎ)て自分の元々のマークマンにパスされて簡単に3ポイント打たれちゃうよねってやつ
これ今までキングスはあまりなくてね。長崎戦くらいからちょくちょく見られるようになった現象なんだけど、まぁまぁクーリーとかカークが外に釣り出される戦法を取ってくるチームが増えたわけでそれに対するアンサーでもあるんだよね。
だから今回の”オーバーヘルプ”はそんなに悲観することでも無いし、今後に効いてくる意味のある”オーバーヘルプ”だと思う。
ただそんなに採用してきたシステムじゃないから距離感とかヘルプのヘルプ(ローテーション)の調整が必要。これの意味が分かってくるのはきっと今週末よ。
■小野Dってやっぱディフェンスうまい
前述のヘルプディフェンスのローテーション、小野寺がめちゃくちゃ上手い。一人だけずっとやってた?ってくらい駆け引きと距離感が抜群。
ヘルプディフェンスからのローテーションって構造的に「3ポイント打たれない様に急げ!」って詰め寄りながらのディフェンスだからドリブル抜かれやすいのね。
でも小野寺は抜かれてないんじゃないかな?どっちにも行けるよう調整しながらニュートラルなバランスを保っていた。
全員小野Dのディフェンスを教えてもらおう。
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