悔しい敗戦、いやもう屈辱的な敗戦。
天皇杯決勝戦 キングスvs千葉ジェッツの試合を振り返っていきます。
千葉ジェッツおめでとうございます。悔しい・・・
■ファストレビュー
STARTING FIVE
#4 ヴィック・ロー
#7 アレン・ダーラム
#14 岸本隆一
#34 小野寺祥太
#53 アレックス・カーク
カークが帰化してからお馴染みになった3ビッグに加え、この大一番で松脇と今村を外してチーム最高のディフェンダー小野寺をスタメン起用。富樫を止めろという桶谷HCの強烈なメッセージが見える。試合開始直後から決勝戦らしくお互いがめちゃくちゃ強度の高いディフェンス。キングス荒川が大一番で3ポイントを決めれば、わずかな隙間から千葉の原が連続ドライブでリズムを作る。試合が動いたのは2Q。千葉の富樫が3つ目のスリーを沈めて流れを掴むとキングスのディフェンスがずれて千葉がインサイドでも躍動。2-11のランを作られそこからもリバウンドが取れず琉球11-23千葉で前半を折り返す。
後半も千葉が止まらない。高確率の3ポイントとドライブで出来たズレを攻められて千葉に気持ちよくプレーさせてしまう。さらにはキングスが上手くディフェンスしても苦しいコーナー3が重く突き刺さる。4Qに牧、田代を入れてどうにかリズムを取り戻そうとするが集中力の切れたキングスに千葉がとどめの3ポイントで最大50点差。
琉球69-117千葉
琉球ゴールデンキングスは48点差で千葉ジェッツに敗戦。沖縄県勢初の天皇杯優勝は記念の第100回大会に持ち越しとなった。
■屈辱の50点差
最大得点差50点はプロレベルで見られるもんじゃない。世紀の大敗戦といっても良いと思う。
完敗
中10日、スカウティングばっちり、チームの仕上がり良好
これだけ好条件がそろって48点差の敗戦は何も言い訳がない。千葉ジェッツが強かった。ただそれだけ。キングスはこの結果を受け入れて立ち上がる事が出来るのか。
■77.8%(14/18) 42PTS
77.8%(14/18) 42PTS
千葉ジェッツの後半の3ポイント%です。
ちなみにキングスは25%(3/12)の9PTS
こりゃ勝てない。
■桶谷HCらしくない千葉に合わせる采配
ここは気になった。
もっと自分たちの強さをぶつけていっても良かったと思う。交代のローテーションも千葉に合わせていたしスカウティングの時間があり過ぎて自チームよりも千葉ジェッツを見てしまった印象。
中10日の練習もディフェンスメインって事だったし、千葉がこう来たらこれで対応するって約束事が多かったはず。
ディフェンスもいつもの全員が激しくって感じじゃなく、上手くやろうとして思い切りの良さに欠け、結果的にズルズル行ってしまった。
昨季のCSの桶谷HCは絶対に芯をブラさずに我慢のベンチワークで準々決勝からセミファイナルまでいつものベンチワークでBリーグ制覇までたどり着いたため、今回の千葉に合わせた対応は正直めちゃくちゃ意外だった。
小野寺のコンディションがまだ戻ってない事もベンチワーク後手に回ることになった一因だけど、ちょっと桶谷HCらしくない采配が多かった気がする。
■取られ続けるオフェンスリバウンド
ムーニーとクックスがめちゃくちゃリバウンド取る。特にムーニーのオフェンスリバウンドがえぐい。
6本のオフェンスリバウンドはほぼ全部得点につながってるんじゃないかな?
チーム全体でセカンドチャンス32得点与えてしまっている。全部ドライブで割られて出来たズレでセンターが釣り出されて、余裕でオフェンスリバウンドをむしり取られていた。
ムーニーもクックスも手長いからダーラムとはリバウンド面で相性が悪いんだよね。カークも飛べないからスピードもパワーもある両者には相性が悪かった。
カークに約15分出場で0得点0リバウンド。完封どころかディフェンスもスピードを突かれて狙われてしまった・・・
ここに関してはヒューの覚醒を待つしかないのか。
■積み上げてきたものは崩壊したのか
うーんちょっと3ビッグに頼り過ぎたきらいがあるかな。
でもそれで上手くいって三遠や東京にも勝っているからここは悪くない。むしろ3ビッグを軸にしていくのは普通のはず。
でもやっぱ3年積み上げてきたクーリーを中心としたインサイドバスケがガチムチ感あってカッコいいんだよなぁ!
ここは難しい!
桶谷HCがどう判断するのか。良くも悪くもカークが基準になりつつある。帰化カークは大きな大きな戦力だから当然のことなんだけど・・・・
桶谷政権3年間で積み上げてきた軸、立ち返る原点が無くなってしまう怖さがある。
■さいごに
完敗ですね。あらためて千葉ジェッツおめでとうございます!
悔し過ぎるからノートも書こうかな。
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